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Posted by おてもやん at

2010年01月20日

保護者勉強会を終えての感想? 1期生より

保護者勉強会を終了された方のレポートを
ご紹介します。

*人物が特定できないように
一部変更しております。
*本人の許可を受けた方です。


保護者勉強会「親として、わが子のソーシャルトレーナーになろう」を終えて
中学2年生の保護者




毎回、いつもと変わらない
悩みや思いで参加している自分に、
成長の無さを感じていました。
しかし、レポート提出に際して、
改めて自分自身
何が変わったかを考えてみると、
大きな変化に気づきました。

今、思い返してみると、
初めてさくらの会で面談していただいた時に、
矢野先生はそれを実践されていました。

普通の子とは違う、
様々なわが子のエピソードに対して、
驚きもせずに聞き、
わが子の代弁をするように
解説してくださっていました。

実はその時、
私は頷きながらも、
内心、矢野先生は良い解釈をしすぎ、
そんなことはないと思っていました。

しかし、毎月の勉強会や、
サマースクールで、先生方と接するうちに、
その極意(?!)が
自然に身についたのだと感じています。
そう確信できたエピソードは次の通りです。

怪我をしないのが取り柄だったわが子が、
新人戦前日の練習中に
足を捻挫してしまいました。

すぐに日赤の救急外来で診察、
ギプスで固定され
松葉杖を貸し出されました。
落ち込んでいるわが子を見かねて、
「明日はテーピングして出なさい」と
若い医師が小さな声で言いました。

試合当日の朝、
別の病院で診察してもらうと、
「試合は無理でしょう」
との事でしたが、
本人の熱望でテーピングして
参加することにし、
ギプスをはずして松葉杖で
会場へ向かいました。

体育館に姿を現したわが子に
声をかけたのは、
一年生一人だけでした。
驚いたことに、
その他の部員はわが子の前を、
声をかけることなく素通りしたのです。

このことに、
私は違和感を感じましたが、
わが子は気にしないのではないかと思い、
様子をみていたら、
私に
「俺のこと心配しとらんとかな」
「何で声もかけんとかな」
「チームプレイなのに仲間と思ってない
奴らと一緒にやりたくない」
と不満をぶちまけてきました。

それを黙って聞きながら、
わが子は普通の考えを持っていて、
ちゃんと心が育っていると感じました。

よっぽど、
集団でしか行動できない、
仲間のことを考えて行動できない、
気がつかない子どもの方が、
普通じゃないと感じました。

結局、この試合は2回戦で敗退しました。
いつもなら、
帰宅後当たり散らすか、
部屋に籠るかのどちらかですが、
この日は珍しく、
帰りの車中も帰宅後もそのことについて、
わが子の思いと私の思いを話しました。

翌日、
何気に聞いたマイライフ(学校提出のノート)
を見て更に驚きました。
いつも「きつかった」「勉強した」等、
一言の日記なのですが、
1週間分のスペースを使って、
その日の思いを書き綴っていたのです。

今までは、
わが子の普通の子と違う言動に、
初めから否定し、
一般論や常識を当てはめていました。

でも、それは都合のいい押し付けで、
わが子の胸には届かず、
また同じ事の繰り返しという
悪循環でした。

わが子の言動を受け入れ、
共感することができるようになったという事。
これが、私の成長だと思います。

そうする事で、
自分の気持ちや考え方に自信を持ち、
更に自分の気持ちを
理解してもらおうとするようになりました。
これが、わが子の成長です。

さくらの会に出会えたことに感謝しています。
  


Posted by 事務局 at 21:53Comments(0)保護者勉強会

2010年01月20日

保護者勉強会を終えての感想? 1期生より

保護者勉強会を終了された方のレポートを
ご紹介します。

*人物が特定できないように
一部変更しております。
*本人の許可を受けた方です。


保護者勉強会「親として、わが子のソーシャルトレーナーになろう」を終えて
中学1年生の保護者





【受講】
インターネットでこの会を知って1年前に申し込みました。
その頃は小学校の担任の先生の指摘をきっかけに、
アスペルガーの診断を受けて3年目でした。

手当たり次第に数冊の本を読み、
受講可能なセミナーを受け自分なりに子供の接し方を模索して、
だんだん親子共落ち着いて来た頃でした。

ただ自分のやり方でいいのか?
と言う疑問が強く他の方々の意見が
聞きたいと思っていました。

そんな時、ネットでこの会を知り申し込みました。

【勉強会にて得たもの】
参加してまず感じたのは、
沢山の方が同じ悩みを持ってがんばっている。
私だけではない。もっと大変な方が沢山いる。
このことが分っただけで、とても大きな収穫でした。
私にとってこれが一番の収穫かもしれません。
受講の後半になると顔や名前も覚え、
いろいろと情報交換も出来るようになりました。

 まず子供との関係をいろいろな角度から
捉える方法が解りました。
距離の取り方・息子の感情の観察の仕方・
自分の言動の再確認など自分の感覚で
行ってきたことを今一度分析することが出来ました。

自分のやり方で良かった。
自分のやり方は子供に悪い影響を
与える可能性がある。

うれしく感じる回も、
ショックを受ける回もありました。

しかし今修正できたことが
息子にとってプラスになるんだと
感謝しながら帰宅しました。

 強いショックを受けたのは、
私が子供の成長の芽を摘んでいたと
気付いた時です。

失敗やトラブルを恐れて
先回りして手を出しすぎていました。
失敗させない事に重点を置きすぎて、
子供の能力や可能性をつぶしていることに
気が付きました。

子供に任せる、彼の能力を信じるという
スタンスをとることで、
息子は私の予想を飛び越えてくれました。
セルフエスティームを高める
ということに気づかせてもらったのも
大きな収穫です。

【勉強会のスタイルについて】
毎回講義を聞くだけでなく、
意見を述べたりロールプレーイングがあったりと、
参加型のとてもレベルの高い勉強会だったと思います。

【今子供と接するにあたって】
 私が今、勉強会を終え子供と接する時に
気を付けている事が3つあります。

1つは子供の可能性を信じることです。
アスペルガーとLDと言う診断に捕らわれすぎて、
どうせ出来ないと親が勝手に
子供の出来るエリアを決定していました。
その区切りをはずしてみると
「結構出来るじゃん!」
という発見がありました。
出来ないこともあります。
でも“出来るかもしれない”を
大事にしていこうと思います。

2つ目は、親子の距離です。
もう中学生ですので、
いままでの寄り添う位置から
見守る位置への変更を心がけています。

3つ目が、家族との関係です。
本当なら家族皆で話し合いながら
いろいろな事を決めるべきです。
私が主人に決定したことを頼む、
私の考えを押し付けるではいけないと思えました。
3人寄ったら文殊の知恵、
1人より2人、2人より3人で
考えたほうがよい方向にいけるはずです。
また息子は私だけの息子ではない。
主人と2人の息子であり、
父母の孫であり、
娘の兄である。
皆でいい関係を築いていこうと思います。

【息子の変化】
受講前から
大きなトラブルや問題を抱えていた
わけではないので解りにくいです。
中学入学・部活の開始・友人の変化など、
とても変化の多い時期でした。
無事順調な中学生活を送っていますので、
特にこの点が影響したと
断言できるところは解りません。
ただこれから何年後かに
振りかえってみたら
実感できるのかもしれません。

【最後に】
私1人でいくら本を読んでも、
このように考えることが
出来たとは思えません。
やはりこの勉強会に出席して
とてもラッキーだったと思いました。

またここでの出会いを
大切にしていければうれしいです。
本当にありがとうございました。
  


Posted by 事務局 at 21:43Comments(0)保護者勉強会